【看護知識】悪性高熱症とは?症状や対処法を解説

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悪性高熱症と原因

全身麻酔の合併症の1つ、常染色体優性の遺伝性疾患です。
手術前にハロタンや筋弛緩薬であるスキサメトニウムの投与後に、筋小胞体から多くのCaイオンが放出し筋収縮が続きます。

そして、筋肉の代謝が異常亢進することで悪性高熱症が生じます。
疾患は、若年男性に多く見られ、発生頻度は数万人〜数十万人に1人と極めて稀です。
特効薬のダントロレンの治療法が確立された後は、死亡率は10〜15%程度になっています。

悪性高熱症の症状とは

初期の症状は、速い呼吸や心拍数の上昇、さらには筋肉の硬直が挙げられます。
筋肉の硬直では特にあごが多くみられます。

その後、体温が40℃以上に上昇し、不整脈や吐き気・嘔吐が起きることもあり、赤褐色・ポートワイン尿や腎不全などの症状も起こりうります。

悪性高熱症の対処法とは?

  1. 緊急コールで助けを呼び、人を集めます。
  2. 引き金となった疑いのある薬剤を直ぐに中止する。
  3. 高流量純酸素で過換気にする。
  4. ダントロレンの投与をする。少なくとも 1.0 mg/kg を10〜15分程度、できれば2.0 mg/kgを10〜15分程度で投与する。最大7.0mg/kgの量を投与できる。
  5. 全身管理のために動脈ラインを確保する。
  6. 体温を氷で下げたり、冷えている輸液を投与し体温を下げる。

注意点:ダントロレンは、蒸留水で溶解して投与をします。1バイアル20mgあたり注射
用蒸留水60mlで透明になるまで溶解します。
常温では溶解しにくいため、加熱して溶解すると早く溶解できます。

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